警防のレベルを上げよう!>真空テストって?

出勤して大交代するまでの朝の時間に

自分たちが乗車する消防車の点検を必ずしますよね



前照灯や赤色灯、マイク類といったものも点検するのですが

その中にポンプの点検という項目も入ってきます。


皆さんは、どのようにポンプの点検を実施していますか?



これは、教科書には載っておらず、先輩から教えてもらったことがほとんどだと思います。



なので、ここでは自分がやってきた真空テストを記載してみたいと思います。



1、ポンプから外部に繋がる部分(中継口や吸水口等)が閉まっていることを確認する。


2、真空ポンプボタンを押す。ちなみに真空ポンプの回転数は800〜1300ぐらい。性能によってまちまち


3、針が64cmHgぐらいまで振れたら、真空計を30秒程度見て、漏れがないかを確認。

※このときに漏れがあったら、どこかが開いているか、パッキン類が損傷しているはず。


4、放水口に手の平を当てて、放水口レバーを開放する。

※そうすることにより、自動放口閉塞弁(逆止弁)が不良か確認できる。

手がポンプに吸われるようなら、小石等が自動放口閉塞弁に詰まっている可能性があります。

それを解消するには、( 自動放口閉塞弁が不良そのときどうする! )を参照してください。



5、異常がなければ、スロットルを上げてポンプ回転に異音等がないかを確認する。

これは、ある程度ポンプの音に慣れた人間でないと気づかないかも。

イメージだと、鈍い音・ガラガラといった感じですかね…

6、排水バルブなどを開いて、ポンプ内に水が残っていないかの確認&

真空計の針が下がるかの確認を行う。



てな感じでしょうか。皆さんは、どんな真空ポンプの点検をしていますか?

次は、少し構造に触れていきましょう。


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